好き嫌い

最近は、好き嫌いの多い子が多いように思います。
確かに、生まれてすぐの頃からずっと好きでい続けられる食べ物なんてそんなに多くないでしょう。
ですから、別に好き嫌いがあること自体はそんなに問題があることだとは思わないのです。

それよりも、それを許している親が多いように思います。
確かに作る方としてはおいしくないだとか嫌いだとか言われるよりは、おいしいだとか「これ好き!」だとか言われてニコニコしながら食べてもらえる方が嬉しいでしょう。
でも、本当にそれで良いのでしょうか。

食堂で友達が作ってもらう人に対して「ねぎとたまねぎを抜いてください」だの言ってみたり、何かしらの食材を選り分けているのを見ると恥ずかしくなるのです。それこそ、他人の振りをしたくなります。
がんばって克服しようと思ったけどだめだった、と言うのなら分かります。
けれど、大半の人が「だって食事は楽しくするものでしょう?」と言うのです。
何か吐き違えてないだろうかと私は思ってしまいます。
それは、楽しい方が良いに決まってます。
けれど、その食材はどのくらいの手間暇で作られてるか知ってますか?とか、その食材込みでおいしく作ろうと努めた人の気持ちが分かりますか?と思ってしまうのです。
また、我慢する方法を学ぶのも嫌いなものをがんばって食べるときだと思います。

外で食事するときに恥ずかしくないようにすることが一番の躾なんだという言葉を聞いたことがあります。他人様に見られても良いような食事ができていれば、親がやらなければならないたいていの躾はできているんだそうです。
食事をするときにその人の本性が出るとも言います。
別に、好きなものを食べさせたいという親心は分からなくもありませんが、将来、その子どもが食事のときに眉をひそめた顔で見られるのではないかと思うとかわいそうに思ってしまうのでした。